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NC値について




NC値とは、簡単に言うと、「騒音の評価」です。
オフィスで会議をしている最中、会議室の内外から騒音が入ると、
会議の内容が聞き取りにくくなりますね。
この騒音の大きさを数値で表したのをNC値と呼んでいます。

もともと、アメリカの音響学者、L.L.Beranek氏が提案し、
オフィス内騒音(空調騒音などの広帯域スペクトルを持つ定常騒音を対象)
S の実態調査と、そこで働く職員へのアンケート調査をもとにまとめられました。

※NCは、Noise Criteria の頭文字をとったものです。
また、騒音の種類をグラフにしたものが、NC曲線であり、
騒音をある周波数の幅で分析し、そのNC曲線のグラフをもとに
NC値(許容値)を求めることができます。

例えば、オフィスにおいて、我慢できる騒音の大きさの限度は
NC40程度とされています。高低音すべての周波数の音がNC40の曲線を下回れば、
NC40以下の騒音に抑えることができます。


●NC値と会話のし易さ

NC値 室内の状態 施設例
NC-15以下 最も静かで、小さな声でも会話ができる レコーディングスタジオ
コンサートホール
NC-20〜30 非常に静かで会話にも電話に支障なし
大会議可能
多目的ホール
劇場、オペラハウス
教会、礼拝堂 重役室
大会議室
テレビスタジオ
NC-30〜35 静かで、4〜5m のテーブルで会議ができる
3〜9m離れて普通の会話ができる
和室
応接室
小会議室
NC-35〜40 2〜2.5mのテーブルで会議ができる
電話での会話には支障なし
2〜4m離れて普通の会話ができる
中事務室
工場事務所
多目的イベントスペース
NC-40〜50 1.5mのテーブルで会議ができる
電話で会話しずらくなる
普通の声で1〜2m 、やや大声で2〜4m離れて会話ができる
大きな機械室
製図室
NC-50〜55 3人以上の会議はできなくなる
電話で会話しずらくなる
普通の声で30〜60cm、やや大声で1〜2m離れて会話できる
タイプ室
計算機室
製図室等
NC55 非常にうるさい
事務室としての使用は難しい
電話での会話が難しい
適用無し

NC値は、騒音に対する基準値として広く使われ、室の用途に対する推奨値も示されています。




スタジオ等に関しては、外部騒音に対する遮音対策が強固になされているため
空調設備騒音等の室内で発生する騒音によってNC値が決定されることが殆どです。

空調のタイプには、大きく分けて「ダクトタイプ」「天井カセットタイプ/壁掛けタイプ」の
2種類があります。



ダクトタイプの空調

ダクトタイプの空調機は消音処理との組合せにより、
空調が稼働していても静かな環境を保つことができます。
設置する消音装置にもよりますが、NC-20 〜 M.A.F. 程になります。




天井設置 / 壁設置タイプの空調

天井設置 / 壁設置タイプの空調が稼働しますと、
一般的なオフィスの騒音と同等のレベルになります。
消音タイプの換気設備を用いることで、
空調が動作していない時の静けさが確保できます。
空調使用時はNC-40 〜 30 程となります。


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