使用楽器はフルート、ピッコロと古楽器などです。
演奏仕事用の個人練習や生徒へのレッスン用の部屋として使います。
“気兼ねなく楽器を練習したい”というのが大きな検討理由です。
それと、住宅街の中で音を出す事を考えたときに、
「苦情が出てからでは遅い」
と思っていたので、きちんと対策をしたうえで引越をしたかった。
これまでは賃貸の集合住宅に住んでいたため、いつも時間を気にしながら練習をしていました。
楽器演奏可の物件ではなかったので、大家さんの好意や理解のあるご近所のおかげで練習できていたのが実情です。
とはいえ、常識的な範囲内での音出しとなると、やはり夜19時くらいまで。
長時間練習するのも気が引けますし、どこかで申し訳なさを感じている部分が常にありました。
子育てとの両立という面では、まだ子供が小さい事もあり、本番前にどうしても練習しなければならない時でも、日中に練習できない事が多々ありました。
それだけに、「家を買うのを機に防音室を造りたい!」というのが、ずっと夢でした。
こちらの物件は建売で、2階に4畳半の和室があり、あとは畳を入れるだけの状態だったんです。
この和室を防音室にと考えていたところ、物件の施工会社が「防音工事の実績があるのでやりますよ」というお話がありました。
防音の事はよく分からなかったので、まずはその施工会社に見積もりをお願いしました。
そこに記載されていた施工内容は、壁に遮音シート、床には遮音パネルを貼るだけというもので、値段的にも予想より大幅に安かったのです。
「もしかしたら自分たちの求める防音性能に満たないかも?」
この段階になってはじめて、用途に見合う防音性能がどれぐらいのものか調べ始めたんです。
理想としては、入居と同時に防音室を使えるのがベストと考えていたので、建物の引渡し3週間前くらいから慌てて業者探しを始めました。
知り合いが施工した会社をはじめ、数社に問い合わせをしてみました。
そんななか、DSPさんの対応は一番早かった。
問い合わせ翌日には、ここ(現地)に来てくれていましたからね。本当にありがたかったです。
だから、問い合わせから4日後にはもう契約していましたね。
他社から見積もりが来たのがそれから2週間後とかでした。
必然的にDSPさんしか残らなかったんですよね(笑)
“レスポンスの速さ”に関して、とにかく他社を圧倒していました。
木曜日に問い合わせをしてこちらから図面を送り、金曜日に現地調査。
土曜日に見積もりをいただき、日曜日に防音室の見学、そして契約。
契約までの流れが本当にスムーズでした。
私たちの場合、入居までの期日が迫る中で慌ててショールームを探した経緯がありました。ところが希望日の予約がいっぱいだったり、見学自体が開催されていなかったり・・・
そんな中、DSPさんから「施工したお客様宅へご案内します」というお返事をいただけたんですね。
自分たちの求める性能や間取り、楽器等のシチュエーションに近く、しかも実際に使われている防音室。
こんな説得材料はなかなかありません。
だからこそ、その日のうちに「契約しよう」と思えたんです。
知らなかったです。
防音室というと“防音ドア”というイメージがありましたし、全面が壁で室内での閉そく感は否めないと思っていました。
ピアノ搬出入も考慮に入れた「サッシタイプ」の防音室をご提案いただき、なおかつ実際に施工されたお宅を見学、体感させていただいて、「これはいいね」と。
竣工後の話ですが、朝の時間帯に階段を昇っていくと、階段正面の防音室から日射しが入ってきているんです。それがすごくかっこいいんですよ!
採光は防音ドアだったら100%実現できないですよね。
生活するうえでとても気に入っているポイントです。
まずは4畳半という広さで2階に造れるかどうか。次に音響の部分です。
本当に適切で、かゆいところに手が届くというか、何事にも先回りしてご提案していただけて非常に助かりました。
見積もりと一緒に作ってくださったCGの完成イメージ図も良かったですね。
イメージが数パターンあるだけで判断基準が明確になり、自分たちの中で取捨選択がしやすかったです。
実際の仕上がりも、そのイメージにとても近かった。
ホームページのバリエーション豊富な防音施工例も役立ちました。
ショールームのような製品紹介ではなく、実際の例が見られるのはとても参考になりますよね。
収納スペースが少ない状態だったので、入居後の状況を見て新設をしようと当初は計画していました。
「困ったことがあれば、何でも相談してくださいね」
というスタッフの方の言葉に甘えてしまいました。
玄関等のLED照明からカーテン、壁面収納、廊下収納、シャワートイレ(2階)に至るまで、予算に応じて私たちのセンスに合う素敵なご提案をトータルでしていただき、結果的に大正解、大満足です。
この家はDSPさんで成り立っていると言っても過言ではないほどです(笑)
工事中に何回か見に来ましたが、不安は全くなかったですね。
安心してお任せできました。
養生もしっかりしてくださっていましたし、終わったあとの掃除もすごくきれいにしてくれました。
実は引渡しの後、床にワックスをかけようと思って材料を準備していたんですが、それもやめてしまったぐらいです(笑)
工事と関係のない砂利敷きまでお手伝いいただいたり、とにかくその都度いろいろご相談にのっていただきました。
工事日程に関しても、私たちの入居に合わせて、かなりスピーディーに対応してくださりとても助かりました。
他の業者さんだったらここまでは出来なかったと思います。
防音性能はもちろんですが、予想以上、期待以上に良かったですね。
初めてじっくり部屋を見られたのが測定検査の日でした。
夜の時間帯にスポットライトも点灯した室内は、雰囲気が一段とアップしますね。
工事中もワクワクしながら完成を待っていました。
建売住宅という既成の枠組みの中で、自分たちの夢や希望が一番詰まっているのがこの部屋。
壁紙や巾木も自分たちで決めて、それがカタチになったわけですから感動もひとしお、本当に自慢のお部屋です。
防音室内でフルートを吹いていても、視界がサッシ越しに階段まで拡がるので全然閉そく感がなく、気持ち良く練習できています。
楽器の種類や組み合わせによって音響が異なるため、設置していただいたオリジナルの音響調整パネルやカーテン、ラグ等でカスタマイズしながら使っています。
着工前にスタッフさんが近隣に1軒づつ工事のお知らせをしてくださっていた事もあり、引越での挨拶回りも気持ちが楽でした。「音楽をされるんですよね」と相手から声を掛けてくれたりしました。
竣工後も近隣から音に関するトラブルは一切ありません。
子供のお昼寝の時間帯や夜寝てから(21時くらい)でも練習ができるようになりました。
練習中に主人が隣の寝室で寝ていても全然聞こえないようです。音が原因で起きてしまうことはありません。
また、せっかくピアノが弾ける環境ですから、主人もピアノを始めたんですよ。
子供もピアノに興味を示したり、家族全員が手軽に音楽に寄り添える環境になりましたね。
周囲からクレームが来てからでは遅いので、ノウハウをちゃんと持った専門業者に防音工事をお願いすること。
そうすることによって、みんなが満足できる環境が得られるのだと思います。
防音工事業者選びは慎重に、良く考えて行ってください。
また、とかく“防音をする”事だけに目が行ってしまい、それが目的になりがちですが、自分たちがどれくらいの防音性能を必要としているのかを把握する事も重要です。
調べれば調べるほど、おおよその相場がだんだん分かってきますし。
安い防音にすぐ手を出してもいけないし、知識を持って選んでいかないといけません。
運良くDSPさんと知り合う事ができたおかげで、最初からしっかりと対策を取れたことの安心を、今ではしみじみと実感しています。