オーディオ・シアタールーム
オーディオ・シアタールームを作る際に、もっとも重要なポイントとは・・・
近隣、外部への音漏れ、近接部に振動が伝わらないこと
外部からの騒音・光の入射が少なく、視聴に最適であること
反射音、残響音など、室内音響・音場の設定を最適に保つこと
それと、コンセプト
オーディオ・シアタールームをつくる本当の目的は何ですか?
遮音をしっかり実現し、音場の設定をよく考えた音響設計により
隣戸・特に上・下階へ迷惑をかけることなく音楽や映像を楽しむことができる。
お客様のご要望を丁寧にお聞きした上で、防音防振設計をご提案します。

音の大きさ
「心地よい音色」 は、人によっては不快な音として、しばしば問題となっています。
現代社会では、事件にまで発展したケースなどのニュースもあります。

どの程度まで音が伝わるのが許されるか気になるところです。
大枠では騒音規正法で定められています。
ただし、法律は最低限必要な値を規制しているにとどまるため
これで全てが解決されることはまずありません。
裁判などの法的な措置を除けばですが・・・
騒音規制法 地域の類型 |
昼間 |
朝夕 |
夜間 |
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特に静穏を要する地域
主として住居用に供される地域
相当数の住居と併せて商工業用に供される地域
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45dB
50dB
60dB |
40dB
45dB
50dB |
35dB
40dB
50dB |
さて、音が気になるのは状況によって違います。
下のイラストは音が気にならない目安です。

そういえば、(デシベル)はご存知ですか?
音の大きさを表す単位で人が普通に話すとおおよそ50デシベルくらいです。
(詳しくは、音の単位 デシベルをご覧ください。)
では、スピーカーの音の大きさはどの程度かご存知ですか?
メーカーや音量により異なりますが、80〜100dBと
云われますので、下の表等を参考にして下さい。



音の大きさについて少し、ご理解頂けましたか?


これからお話することを補足するために、音について少々、お話しします。
音の補足
低音と高音
人の可聴域(音が聞こえる周波数の幅)は20Hz〜20kHzといわれて
普段耳にするのはこの周波数の音で、この周波数以外の音は
超音波と呼ばれています。
音の大きさ
低音と高音では同じ大きさ(音圧)でも聞こえ方が違います。
人が同じに感じる音の周波数別の曲線をラウドネス曲線といいます。
周波数別の音を合成した(そもそも周波数別に音が分かれて鳴っている
わけではありませんが)音の大きさは、(デシベル)で表示されます。
音の遮音性能
音が伝わることを音の伝搬といい、 空気伝搬と固体伝搬(壁床天井など
を伝わる)があります。壁があれば当然音は小さくなりますが
これを遮音といいます。この音の小さくなる値は「D値」として示され
例えばピアノを100dBで演奏し、隣の部屋で55dBのケースでは、遮音性能は
D-45 (100dB−55dB)で示されます。
|
音がうるさいと考えられる対象は一戸建てであれば隣の家
マンションであれば隣上下階の住戸が対象と想定されます。
対象となる住宅での居室等の用途によっても気になる音の大きさは異なります。
居室では40〜45dB程度が許容とされ、オーディオ・シアタールームの場合は
遮音性能D-50程度を確保すれば近隣へ、ある程度ご迷惑をかけずにすむことが
ご理解頂けたかと思います。
なお、あくまで数値的な許容の話で、音は人の感覚によって聞こえ方が大きく
異なりますので注意が必要です。

専門用語を使って説明すると・・・
音を止めるには空気伝搬と固体伝搬の両方を軽減する必要があります。
部屋を防音しても扉が開いていればそこから音は漏れ(空気伝搬)効果はありません。
防音は空気伝搬を防ぐため、気密性が重要になることがお分かり頂けたかと思います。
また、固体伝搬は壁などを伝わり振動が隣の部屋に影響を及ぼすので
ゴムなどの防振材料で伝搬を防ぐ方法が一つです。
また、壁などを重くし振動しにくくする方法もあります。
次に、よく聞く言葉として
「吸音材料」「遮音材料」 があり、よく混同して使われています。
吸音材料は、入射側の音場を対象として吸音率が高い材料の総称で主に
音の反射を防ぐことを目的として使用します。
また、遮音材料は、透過側の音場を対象として透過損失が大きい材料の総称です。
音もエネルギーの一種で、エネルギー保存の法則が成り立ちます。
発生した音は、反射する音Er、壁などに吸収される音Ea
隣に伝わる透過する音Etに変わります。
Ei = Er + Ea + Et

防音の話し
音はどうやって伝わるのでしょうか?
空気や壁などを伝わるって聞こえてくるのですが、
専門用語では空気伝搬と固体伝搬 と言います。
防音は、二つの「伝搬をとめる」ことが重要です。
下の図は「ぼうおん」してお隣さんで30dBまで下がりました。 

具体的にオーディオ・シアタールームが
どうやって作られるのでしょう?
ボックスインボックス構法
二重サッシという言葉は良く耳にしますが同じ原理の応用です。
お部屋の中に、もう一つお部屋を作ります。
(ボックス・イン・ボックス)二重サッシもガラスとガラスの間には
隙間がありますが同じように防音室にも壁と壁の間に
隙間(=空気層)を設けます。
この構法は、コンサートホールや劇場などの公共建築でも採用されている構法で
当社では、標準仕様として施工させて頂いております。
防振
新しく作られる床、天井から振動が伝わらないように
床天井には防振材(ゴムなど)を使います。
防音室等で重要な事は、室内で出す音が、隣接する部屋やご近所様に対して
迷惑にならない様にすることです。部屋の遮音性能は「D値」 で評価します。
ピアノ室ならD-50〜D-55程度、ドラム室など低音や振動まで
考慮するお部屋の場合は D-65〜D-70を目標値として防音室の設計を行います。
これは、隣室や隣戸の使用条件によって
必要な遮音性能は変わりますが、特にマンションなど集合住宅においては
わずかな音でも苦情になることが多々あります。
そのための対策を、しっかりととる必要があるのです。
遮音性能 |
D-65 |
D-60 |
D-55 |
D-50 |
D-45 |
D-40 |
D-35 |
D-30 |
D-25 |
D-20 |
D-15 |
オーディオ
シアター
ルーム |
通常では聞こえない |
ほとんど聞こえない |
かすかに聞こえる |
小さく聞こえる |
かなり聞こえる |
曲がはっきり分かる |
よく聞 こえる |
大変よく聞こえる |
うる さい |
かなりうるさい |
大変うるさ い |
音・防振設計の必要性について
オーディオ・シアタールームでは、壁・天井・床の遮音・防振構造(浮遮音層)が
必ず必要となります。
なぜなら音が足から床を伝わり、また、壁や天井、床に入射した音が
物体内に伝わり隣室に放射するためです。

遮音・防振構造概念図

上の図のように、浮いている空間を作ることにより音は勿論、振動も減衰させる
防振構造としての遮音部分により 総合的な遮音性能を出す構造 とします。

※解体工事費別途(RC造6畳で20万円程度)
※費用はRC造6畳間の標準的な価格帯で、構造、開口部等により価格は変動します。
特に開口部分(窓・ドア)等の遮音性能は条件により異なりますのでご相談ください。
< 仕様概略 >
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スタンダード
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楽器を夜10時頃まで、ご利用頂く防音室としてご活用頂いています。
ピアノなどの楽器を演奏される方、オーデイオルームにお勧めします。
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ハイクオリティ
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楽器を時間を気にせず演奏される方に、ご活用頂いています。
主に、ドラムなどの重低音の振動を伴する楽器を
演奏される方にお勧めします。
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プロ仕様 |
アナウンスブースなどの用途で、ご活用頂いています。
防音室として、最高峰の技術をご提供させて頂きます。
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費用の話し
ここまでお話ししましたように、内装工事のような装飾ではなく
見えないところに費用がかかります。
防音資材をお店で確認頂くと一目瞭然です。
当社では、分かりやすいように3つのコース
(スタンダード、ハイクオリティ、プロ)で概算をお示しさせて頂いていますが
実際は、設計し唯一無二の防音室をご提供しています。
現地を確認させて頂き、ご要望、近隣とのお付き合い状況、法規制を確認し
ご予算にあわせた設計に基づき積算しお見積を提出させて頂きます。
施工の話し
質の高い施工をするために防音室は、音響設計はもとより
施工は職人さんの資質に大きく左右する工事です。
実は、職人さんの資質が性能を大きく左右する大きな要素で
当社は防音工事に精通している親方を指名し工事をお願いしています。