遮音性能とD値

遮音の考え方

遮音性能等級

防音室で重要な事は、室内で出す音が隣接する部屋や近隣に対して迷惑にならないように音を遮る(=遮音する)ことです。

遮音性能の評価には「D値」を用いることが一般的です。

ピアノ用の部屋でしたらD-50~55程度、ドラム室など低音や振動まで考慮する部屋の場合はD-65~70を目標値として防音室の設計を行います。

遮音性能 D-50

D値とDr値

JIS A 1419-1では室間音圧レベル差または内外部音圧レベル差を評価するため、周波数特性を持つ基準曲線を5dBピッチで定めています。

この尺度によって評価された音圧レベル差を「Dr値(音圧レベル差等級)」と言います。Dr値の数字が大きいほど遮音性能が高く、空気伝播音が伝わりにくい事を示しています。

日本建築学会では「D値」がJIS規格のDr値に相当し、当社防音室の性能は「D値」を遮音性能値として表記しています。

遮音性能のめやす

音の感じ方には個人差があるため、防音室を設計する際には実際の周辺環境や人間の感情や諸事情等を十分に考慮する必要があります。
下表は、音源から1メートルで90dB前後を想定した遮音性能のめやすです。

遮音性能 D-65 D-60 D-55 D-50 D-45 D-40 D-35 D-30 D-25 D-20 D-15
ピアノ、ステレオなどの大きい音 通常では
聞こえない
ほとんど
聞こえない
かすかに
聞こえる
小さく
聞こえる
かなり
聞こえる
曲がはっきり
分かる
よく
聞こえる
大変よく
聞こえる
うるさい かなり
うるさい
大変
うるさい

※上記はあくまでも目安で基準の目標値です
[参考資料:日本建築学会]

  • D値は実際の建築物の2室間の遮音性能(空気音遮断性能)を表します。
  • 中心周波数125Hz、250Hz、500Hz、1000Hz、2000Hz、4000Hzの6帯域を測定し、日本建築学会の遮音基準曲線にあてはめ、上記6帯域のすべての測定値が、ある基準を上回るとき、その上回る基準曲線の内の最大の基準曲線の数値を「D値」と呼びます。

室内の音響

防音室の響きにはバランスが重要です。
響きが強すぎると演奏の妨げになり、極端に響きが少なすぎると音楽に違和感が生じてきます。

吊り下げ式音響調整パネルを使うことによって、お客様のお好みの響きに調整することができ快適な音環境を作ることができます。

最適な残響時間を下記の式にて求めることができます。
平均吸音率を20~30%にすることで最適な残響時間になります。
室内の容積が増えれば最適残響時間が長くなります。

残響時間の計算式
最適な残響時間
幅×奥行き×高さ 室容積
(V)
表面積
(S)
最適な残響時間
(T)
4.5畳 2.7m × 2.7m × 2.4m 17.5m³ 40.5m² 0.20~0.31秒
6畳 3.6m × 2.7m × 2.4m 23.3m³ 49.7m² 0.21~0.34秒
8畳 3.6m × 3.6m × 2.4m 31.1m³ 60.5m² 0.23~0.37秒
10畳 4.5m × 3.6m × 2.4m 38.9m³ 71.3m² 0.25~0.39秒
16畳 7.2m × 3.6m × 2.4m 62.2m³ 103.7m² 0.27~0.43秒

音響障害の防止

快適な音空間を実現するためには“響き”だけではなく、音質を悪くする“反射音”を無くすことが必要です。特に平行する大きな反射面がある場合は、音響障害となりますので対策が必要となります。

並行する大きな反射面の対策

  • 拡散処理(形状変形)…… 部屋の形状を変形する/拡散体を取り付ける
  • 吸音処理 …… 内装仕上げを吸音構造にする/吸音パネルを取り付ける
フラッターエコー
反射面の対策
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当社専門スタッフがお客様の実現したい目的を丁寧に分析・ヒアリング。遮音性能に優れたオンリーワン仕様の快適な防音室をご提案いたします。