音響解決のヒント

ありがちな音響トラブル

“音響が良くない”といっても、その音響には様々な症状がありシチュエーションによって異なります。
現在問題になっている音響がどのような原因で起こっているのかを検証することから始めましょう。
症状 おもな原因 解決のヒント
声がわんわん響いて何を話しているか分からない 残響時間が適切でない 残響時間は部屋の内装材料に何を使うかで決まります。
演奏が響かないので物足りない
会議室がざわざわした感じで話がしにくい
太鼓の音やスピーチの声がダブって聞こえる 有害な反射音が発生する室形や仕上げになっている 音のダブりは、建物が原因の場合と音響システムが原因の場合があります。

建築で原因となることが多いのは、音源方向から見て正面にある壁(ホールの後壁等)や高い天井からの反射音です。有害な反射音を無くすには、壁や天井の角度を変える方法と反射する面に吸音材を貼る方法があります。

音響システムではスピーカが複数箇所に取り付けられていると別々のスピーカから次々に音がダブって聞こえてくることがあります。通常はディレイ装置を使って各スピーカから音を出すタイミングを調整します。
元々装置が組み込まれていなかったり、調整がうまくいっていない、各スピーカの向きやレベルバランスが悪いこと等が原因になります。
調査を行った結果、再調整だけで改善した例もあります。
低い音がこもって聞こえる 低域の吸音が不足している 吸音材を貼るだけでは、高い音は吸音されても低い音には効果がありません。
また、一般的には吸音効果があると思われている、カーペットやカーテンも低域に対しては効果は僅かです。
低域を吸音するには、吸音材の背後に大きな空気層を取る、吸音材を厚くする、共鳴型の吸音構造を用いる等の方法があります。
演奏しにくい
合奏者の音が聞こえない
残響時間が適切でない 音楽を聴くのにちょうど良い残響時間があるように、音楽を演奏するのにも適切な残響時間があります。
音響反射板の役割は、有益な反射音を観客に届けることと、演奏者自身に返すことです。
電気音響システムを用いた演奏では、スピーカーで演奏者に自分や他の演奏者の音を返しています。
ステージ上の音響も観客席に対する拡声と同じくらい重要です。
音響反射板が無い、もしくは形状が悪い
ステージ上の拡声に問題がある
スピーカの音が悪い 電気音響設備に問題がある スピーカが悪いと思われがちですが、部屋や配置場所に原因があることも少なくありません。音響設備と部屋の両面から原因を探っていくことが大事です。
設置する部屋や置き場所に問題がある

解決の手順

1
事前調査

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  • 現状の問題点は何かを知る
  • 改善目標の設定
  • どんな対策ができるかの提案
2
解決策検討

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  • 費用対効果の見極め
  • 解決方針の決定、関係者へ説明
  • 具体的な仕様設計
3
施工

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  • 音響工事
4
竣工後

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  • 結果の確認
  • 音響測定、調整等

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